あがり症の治し方で呼吸法について

あがり症の治し方は、丹田呼吸を日常の呼吸でも取り入れるようにします。

といっても、肩呼吸のくせが長くついていますから、最初はうまく切り替えられません。しかし意識してやっているうちに、少しずつできるようになってきます。

あがり症の治し方で、日常の呼吸は次のようにします。

肩の力を抜くと同時に肩を下げて、腹筋に力を入れて息を吸い込みます。このとき肋間筋を引っ込めるように内側にしぼると、うまく吸い込めます。三秒間息を吸い込み、三秒間で吐きます。はじめのうちは息を吸うときに丹田部がふくらみ、吐くときにはいくぶん引っ込みます。しかし訓練をつづけていくうちに、お腹に力を入れたまま固定して呼吸できるようになります。


あがり症・どもりや赤面症の人は、ふだん肩呼吸をしているために肩を上げるくせがついていますから気をつけてください。一日のうち半分ぐらいは、丹田呼吸をするように心がけます。

胸腔と腹腔の境にある横隔膜は、呼吸と発声のかなめとなる重要な器官です。一般の人はこの膜の上下運動によって、呼吸や発声をしています。

ところが、あがり症・どもりや赤面症の人は長いこと肩呼吸をしてきたために、この横隔膜が正常に機能していません。上昇、硬直、ストレス(上昇気流による強い圧力)という三つの緊張要因ががっちりと固定され、満足に使えない状態になっているのです。

そのため横隔膜の位置は高く、しかも緊張のたびにつり上がるくせがついています。必然的に呼吸量が少なくなり、肩で息をするようになるのです。

つり上がった横隔膜を下げるのが、この訓練です。下降気流を丹田まで通し、空気をお腹にためるために必要な訓練です。